化学基礎①基礎の化学〜イオン結合〜

こんにちは、aokuookikuです。日本列島、雨がすごいですね。河川の近くに住まれている方お気をつけて。

今日は、「イオン結合」について、まとめていきたいと思います。

物質の性質を決定する「粒のつながり方」の一つで、これまでにも少し触れていますが、この記事ではもう少し詳細に触れながら、まとめていこうかと思います。

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では、いきましょう。

イオンがよくわかってない人はこっち見てから↓

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目次

復習

では、復習からいきましょう。

何と何を結びつけるか

まず、イオン結合とは、何と何を結びつける方法かというと、

金属元素非金属元素を結びつける方法です。

さまざまな元素がある中で、金属元素と非金属元素の見分け方は↓

どう結びつけるか

その原理は以下の通りです。

文章でまとめると、

原子が、電子を失ったり受け取ったりすることで、貴ガスと同じ安定な電子配置のイオンになり、

異符号の電気を持ったイオンが、静電気力によって結びつく。

です。この原理により多くの物質が作られています。

イオン結合によってできている物質

身近にある物質

身近にあるイオン結合でできている物質としては、塩化ナトリウムや塩化カルシウム、炭酸水素ナトリウムなどがあります。

*ちなみに、イオン結合によりできた結晶(固体)は、イオン結晶と呼ばれます。

塩化ナトリウムはご存知の通り「塩」。食塩として食卓にも並んでいます。

塩化カルシウムは、よく雪の降る地域の山道や橋の近くに袋で積んでありますね。凍結防止剤として利用されています。

炭酸水素ナトリウムは、ベーキングバウダーまたは重曹と呼べば、その用途がわかるかと思います。

もちろん、まだまだたくさんありますので、調べてみてください。

日常のものが、イオン結合によってできているかを確かめるポイントは、

その物質の化学式にあります。イオン結合は、金属元素非金属元素を結びつけているので、

化学式の中に、どちらもあれば、基本的にイオン結合からできているものです!

塩化ナトリウム → NaCl

塩化カルシウム → CaCl2

炭酸水素ナトリウム → NaHCO3

イオン結晶の性質

イオン結晶には、以下のような性質があるので、押さえておきましょう。

固体では電気を通さないが、融解したり、水に溶かしたりすると電気を通す。

比較的硬いが、特定の方向に割れやすい。

融点が高いものが多い。

組成式

組成式とは、

その物質を構成している元素(種類)と割合を示したものです。

例えば、塩化ナトリウムであれば、NaClと表しました。これは、

Na ナトリウム と Cl 塩素 が の割合でくっついていることを表しています。

塩化カルシウムCaCl2であれば、カルシウム塩素の割合がです。

イオン結晶は、この組成式を使って表しますので、その意味をよく理解しておきましょう。

ポイントは次の2点です。

・基本的に金属元素と非金属元素の組み合わせ(例外はありますが、高校化学の中では少数、NH4Clなど。)

・割合は、それぞれの元素がイオンになった時、+とーが完全に打ち消し合う数の割合でくっつく。

Na+ClならでNaCl、Ca2+ClならでCaCl2 ですね。

イオン結合は、こんなところです。

以上です。

では、また一緒に勉強しましょう。

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