こんにちは、aokuookikuです。日本列島、雨がすごいですね。河川の近くに住まれている方お気をつけて。
今日は、「イオン結合」について、まとめていきたいと思います。
物質の性質を決定する「粒のつながり方」の一つで、これまでにも少し触れていますが、この記事ではもう少し詳細に触れながら、まとめていこうかと思います。
では、いきましょう。
イオンがよくわかってない人はこっち見てから↓
復習
では、復習からいきましょう。
何と何を結びつけるか
まず、イオン結合とは、何と何を結びつける方法かというと、
金属元素と非金属元素を結びつける方法です。
さまざまな元素がある中で、金属元素と非金属元素の見分け方は↓
どう結びつけるか
その原理は以下の通りです。
文章でまとめると、
原子が、電子を失ったり受け取ったりすることで、貴ガスと同じ安定な電子配置のイオンになり、
異符号の電気を持ったイオンが、静電気力によって結びつく。
です。この原理により多くの物質が作られています。
イオン結合によってできている物質
身近にある物質
身近にあるイオン結合でできている物質としては、塩化ナトリウムや塩化カルシウム、炭酸水素ナトリウムなどがあります。
*ちなみに、イオン結合によりできた結晶(固体)は、イオン結晶と呼ばれます。
・塩化ナトリウムはご存知の通り「塩」。食塩として食卓にも並んでいます。
・塩化カルシウムは、よく雪の降る地域の山道や橋の近くに袋で積んでありますね。凍結防止剤として利用されています。
・炭酸水素ナトリウムは、ベーキングバウダーまたは重曹と呼べば、その用途がわかるかと思います。
もちろん、まだまだたくさんありますので、調べてみてください。
日常のものが、イオン結合によってできているかを確かめるポイントは、
その物質の化学式にあります。イオン結合は、金属元素と非金属元素を結びつけているので、
化学式の中に、どちらもあれば、基本的にイオン結合からできているものです!
塩化ナトリウム → NaCl
塩化カルシウム → CaCl2
炭酸水素ナトリウム → NaHCO3
イオン結晶の性質
イオン結晶には、以下のような性質があるので、押さえておきましょう。
①固体では電気を通さないが、融解したり、水に溶かしたりすると電気を通す。
②比較的硬いが、特定の方向に割れやすい。
③融点が高いものが多い。
組成式
組成式とは、
その物質を構成している元素(種類)と割合を示したものです。
例えば、塩化ナトリウムであれば、NaClと表しました。これは、
Na ナトリウム と Cl 塩素 が 1:1の割合でくっついていることを表しています。
塩化カルシウムCaCl2であれば、カルシウム:塩素の割合が1:2です。
イオン結晶は、この組成式を使って表しますので、その意味をよく理解しておきましょう。
ポイントは次の2点です。
・基本的に金属元素と非金属元素の組み合わせ(例外はありますが、高校化学の中では少数、NH4Clなど。)
・割合は、それぞれの元素がイオンになった時、+とーが完全に打ち消し合う数の割合でくっつく。
Na+とCl–なら1:1でNaCl、Ca2+とCl–なら1:2でCaCl2 ですね。
イオン結合は、こんなところです。
以上です。
では、また一緒に勉強しましょう。
コメント
コメント一覧 (2件)
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