先日、退職した学校の退任式にいってきました。
自分の今の立場から、生徒たちに最後に何が伝えられるか、と退職を決めた時から考えていましたが、今の自分に伝えられることは、「夢」についてかな、と思い、少しだけ話をしました。
約1000人ほどの前で話をすることなんてそうそうないので、緊張して伝えきれなかった部分も含め、ここに記しておこうかと思い、この記事を書いています。読んでくださったみなさんにも少しは役に立つかな…
以下がお話しした概要です。
夢の持ち方
自分は、夢の持ち方には2つの段階があるなと考えています。
1段階目は、「〜になりたいな」とか「〜したいな」のような夢の持ち方です。多くの人がまず最初にこのような夢の持ち方をすると思います。
小学校の頃の七夕の短冊に書いたこと、友達が書いていたことを思い出してください。
「サッカー選手になりたい」とか「世界一周旅行をしたい」とか「ケーキ屋さんになりたい」、「幸せになりたい」
とかだと思います。この夢の持ち方は最初多くの人が通るところです。
自分の中学生2年生の時の夢もまた、「好きな教科を生徒と学びながら、ソフトテニスわいわいやっていける教員になりたい」でした。
2段階目はどのような夢の持ち方になるかというと、「〜になって、〜な人たちに(または社会に)、こんなふうに貢献したい、役に立ちたい」という夢の持ち方です。
この2つの夢の持ち方の大きな違いは、自分のことだけを思い描いているのか、それとも自分がやること、やっていくことが他の人や社会に与える影響までイメージできているか、です。
人はどこまでいっても社会的な生き物。人とのつながりの中で生きていくしかありません。
努力し、自らを磨く目的が自分だけでなく、人のためとなった夢のパワーはとても大きく、毎日を充実させてくれます。私は、子どもたちだけでなく、多くの人にこういう夢の持ち方をしてほしいと思っています。
夢の見つけ方
最後に、私なりの夢の見つけ方を伝えて終わりにしようと思います。
①自分にできること、またはできるようになること
②社会に求められていること
③自分がやりたいこと

この3つの重なる場所に、みなさんが追い求めるべき夢があると思っています。
それぞれの円の大きさは、自分の日頃の行いにより変化していきます。
毎日の授業や、部活動、習い事は、自分にできることを増やします。
いろんな行事や体験活動により、社会に求められることを知り、やってみたいことの幅を広げます。
みなさんが素敵な夢を持って生きていく先で、もしまたお会いできたら一緒に面白いことをやりましょう。
みなさんより、少し先に生まれたものとして、ちょっと先で待ってます。
11年間、ありがとうございました。
終わりに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
一つの考え方として、少しでも参考になれば嬉しいです。
自分の夢の行方は↓より。
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